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2002年に宮古市で設立された「特定非営利活動法人いわてマリンフィールド」では、 マリンスポーツの普及を目指し、各種教室やイベントを開催しています。 さらに昨年は、海を通じて宮古のまち全体を元気にしようと、イカ釣り体験ツアーなども企画。 これらを通じて海のまち・宮古に魅了される人が少しずつ増えているようです。


三陸のまちの中でも、特に宮古市はヨットやシーカヤックなどのマリンスポーツが盛んなことで知られています。
宮古の月刊タウン誌「みやこわが町」の代表取締役編集長で、 特定非営利活動法人(NPO法人)いわてマリンフィールドの理事長の橋本久夫さんも、そんなマリンスポーツを楽しむ一人。 高校・大学ではヨット部に在籍し、卒業後に宮古市に帰郷してからも競技ヨットを続行。 現役を退いてからは、地元の子供たちの指導にあたっているほか、 NPO法人理事長である現在は、ヨット以外のさまざまなマリンスポーツの指導・普及に努めています。
NPO法人設立のきっかけは、1999年の岩手インターハイのヨット競技のために整備された施設の再利用でした。 施設の前の海ではシーカヤックやクルーザーヨットを楽しむ人もいたことから、 ここを拠点に、マリンスポーツの普及を目指そうと考えたのです。
活動は、各種マリンスポーツの教室やイベントが中心。 シルバー世代や障害者向けのものもありますが、ほとんどは小中学生向けのものです。 地元の宮古湾で市内や首都圏の子供たちにマリンスポーツを体験させているほか、 山間部の岩泉町や県内沿岸の釜石市などに「出前講座」で出かけることもあります。
「昔と比べて沿岸に住む子供たちは海の体験が少ないんです。当然、海から身を守る知識もない。 できれば体験を通じて、気象の変化を感じ取れるようになってもらいたい。 それが生きる力に結び付くと思うんです」と橋本さんは訴えます。
実際これらの体験を通じて、子供たちの間でリーダーの人材育成につながったり、 不登校の子供が学校に行けるようになったり、と予想外の成果も得られているそうです。

こうした活動の中でそれまで以上に地域と関わるようになった橋本さんたちは、 宮古の魅力を発信し、もっとまちを元気にしたいと、マリンスポーツ以外の企画を考えるようになりました。 例えば、三陸の秋の風物詩であるイカの夜釣りを体験してもらう「漁り火ツアー」もその一つ。 昨年実験的に開催したのですが、参加者に好評だったことから、秋から冬にかけてのイベントとして本開催を目指しています。 また、昨年の12月中旬から今年の1月中旬にかけて、 市内の出崎ふ頭にヨットを停泊させ電光装飾した「みなとイルミネーション」も、予想以上の来観者を集めることができました。
「海と聞くと夏をイメージする人がほとんどですが、宮古湾では四季の変化が楽しめるので、 それ以外の季節もおすすめですよ。例えば冬だって、空気が澄んでいるので晴れた日の景色は本当にきれい。 カヤックに乗って眺める陸中海岸の自然美は最高です」と橋本さん。
それだけにいわてマリンフィールドでは、毎年地元のヨット愛好者たちと一緒に海底や海岸の清掃に取り組み、 故郷の美しい海を守り続けています。
【特定非営利活動法人いわてマリンフィールド】
■所在地/岩手県宮古市神林9-1 リアスハーバー宮古
■電話/0193-64-1160
ホームページ http://i-marinefield.com/

